「静と動」という言葉がありますが、人は自然とこの静と動を切り替えながら日々バランスを取っているのだと思った日がありました。個人差はありますが、一日動きっぱなしであれば体を休めたい、ゆっくりしたいと思ったり、人によっては疲れすぎてもうどこにも行きたくないと思う場合もあるでしょう。逆に、一日ゆっくり過ごした日があれば少し外に出たい、誰かと話したい、明日からまた仕事を頑張ろうと思う人もいるでしょう。
「時に動き、時に静なれば、気めぐりて滞らず」と言った人がいます。
一日、一年、一生の中に動く日と静かに過ごす日をつくることでバランスを整えているのだと。このバランスが乱れると、さまざまなことまで乱れてきます。
私がそれを感じた経験を挙げてみます。
一日ダラダラと過ごす日が続いた時期がありました。すると、だんだんとさまざまなことに対してもやる気が落ち、めんどくさいと思うようになりました。心が常にもやもやし、すっきりしない日が続いてしまいました。でも静と動を意識して、何もない日には外に出てカフェに行ったり、ウィンドウショッピングをするという行動に切り替えてみると、そこから毎日、心がすっきりし心穏やかに過ごせていることに気がついたのです。昼に外出したならば、夕方前に帰宅し、夜ご飯や入浴を済ませ、就寝前には穏やかな時間を過ごし、就寝して夜中は静を保つ。また朝起きて今度は動に切り替える。このようなバランスを保つことが体や心を日々整った状態へと導いてくれる一つの手段なのだと思いました。
動は、自分を表現することでもあると思います。外出する、誰かと話す、運動をする、絵を描く、歌う、好きなDVDを見て心を動かす…自分を楽しく表現する方法はどんなことでしょうか？その動を見つけられるといいですね。
あなたも静と動を上手にコントロールしながら、健康なからだを目指しましょう。